
2019年10月1日よりギガホの通信量30ギガがさらに30ギガ増量され、1カ月の通信量が60ギガになるキャンペーンが実施されています。
なぜ2019年10月1日からだったのか…
それにはつぎの理由があります。
令和元年6月(2019年6月)政府は通信料金と端末代金の完全分離型の改正電気通信事業法の第二弾が発表しました。
この改正法は、モバイル市場の競争を促す目的で定められ
ポイントは次の3つです。
- 契約する新規の機種本体の割引を一律禁止する
- 2年縛りの解約金を9,500円から上限1,000円以下にする
- 2年縛りなしプランの提供及び縛りなしプランの値上げ価格は縛りなしプランより最大で170円
上記の内容を各社が実施しなければいけない状況になったわけです。
ギガホ、ギガライトのプランがでた頃から、ドコモwithや本体代金サポートなどの本体価格の割引するサービスがなくなっていたのはこれが原因だったようです。
そしてドコモは2019年10月1日からこの改正法に準じたプランを発表していました。
それがギガホ2です。
この改正に伴い店舗での対応にかかる労力は計り知れませんよね?
そこをできるだけユーザー自身がオンラインで手続きをしてくれるように仕向けているのが今回の狙いです。
それにしてもネーミングセンスは褒めるべきなのかどうなのか(笑)
この新しくなったプランは2年縛りの有無を契約者が選択できるようになっていますし、縛りのないプランもしっかり170円高く設定されています。
提供側としては2年使っていただけるなら毎月170円割引しますよ!というスタンスのようです。
布石その1 dカード利用促進
これを機にdカードの普及と利用を促進させる
初期のギガホは基本の月額料金は6980円でした。もちろん2年縛りがあるプランです。
ギガホ2は縛りなしでの基本料金が7150円で、縛りありにすると6980円となります。
ここでdカードの登場です。
dカードで支払いの設定をすると、縛りがなくても6980円で利用できます。
さらに解約金が0円になる特典もあります。(ギガホからギガホ2へプラン変更しても解約金はかかりませんが、ギガホを初めて契約してから2年以内の解約は9500円の違約金が発生するようですので、注意が必要です。)
このように
「この機会にぜひdカードをご利用下さい!」
という思惑が見てとれますね。
布石その2 ギガホ2へのプラン移行の誘導
こちらも2019年10月1日から実施されている
ギガホ増量キャンペーン
なにが布石かというと
現在初期のギガホプランを利用している方は
2020年5月から、このギガホ増量キャンペーンの対象外となります。
同じ6980円を支払っていてもギガホ2に変更していないと30ギガ増量の恩恵を受けられなくなってしまうのです!
なので、
「早めにプランの移行をしておいてくださいね」
という思惑が込められています。
これを見越しての2019年10月1日からのギガホの増量キャンペーンだったわけです。
布石その3 アマゾンプライムとの提携
ドコモとアマゾンプライムの提携サービス
アマゾンプライム1年無料
こちらもこのギガホ2切り替えを見据えたサービスであったといえます。
ギガホ2が発表された時点では、わざわざ似たようなプランに移行する理由もなく、初期のプランがでてから数カ月ということもあり、プランの移行に対するユーザーの意識は皆無だったのではないでしょうか?
そこでなんとかしてプランに注目してもらう必要があったのだと思います。
さらにこのサービスを利用してd払いをしてアマゾンで購入すると、利用した際に付与されるdポイントも5倍になるという力のいれようです。
普段あまり動画を見ないかたであれば、30ギガあるだけでもお釣りがくるのですが、プライムビデオを実質1年間無料で提供できる環境を整えることにより、今まで以上に通信量を増やし、30ギガ以上使わせることが目的なのではと思います。
そこで一度でも30ギガを越したユーザーは、この初期のギガホでは増量されなくなってしまう通信量に直面し、スムーズにプランの移行をしてもらえるように仕向けた感じですね。
まとめ
ギガホ増量キャンペーンはギガホ2プランの告知、周知、そして移行を目的とした布石であったといえるでしょう。
そしてこの移行が各店舗で行われるようでは店舗が対応しきれなくなる可能性があるので、できるだけユーザー自身がオンラインで手続きをしてくれるように事前に様々なアクションを起こしていたということです。
2020年3月31日、ポストにドコモからゆうメールが届いていました。
内容は今回記事にしたギガホ2の説明とアマゾンプライムの提携の内容、そしてドコモのオンライン手続きの手順が明記されていました。
大手3キャリアの中では価格帯も割安で、良いサービスをしているのでは?と個人的には思います。
3Gからの移行はユーザーの年齢層からしても、店舗での説明なしでは進まない
これを機にプランの移行も簡単にオンラインでできますよ!
ということをアピールして、今後のショップでの接客の負担を減らすことにも貢献しそうな良い流れではないでしょうか?
インターネットでできることはインターネットで完結させる意識をもち、
キャリア側もユーザー側も、より効率的にサービスが受けられるようになるといいですね!
以上
最後までお読みいただきありがとうございました!