先日、夜間に交通事故にあいました。
右折しようと対向車が去るのを待っていたら…
後ろから追突…
10対0の割合の事故で私に非はありませんでしたが、
腰から背中、首が痛いです。。。
このような事故は初めてだったので、この経験を記事にまとめてみました。
この記事を読むことで、夜間に交通事故に巻き込まれてしまった場合の対応方法がわかります。
事故直後
自分の車の停止位置を確認
車が止まった場所によっては2次被害を招く恐れもあるので、
とりあえず車を動かせる状態であれば路肩などの安全な場所まで車を移動しましょう。
また、車の破損具合によっては火災や爆発の恐れもあります。
焦げ臭い、ガソリンの臭いなどがする場合は無理に車を移動せず、エンジンを切ってその場を離れてください。
自分自身の身体の確認
自分自身の身体の状況を確認しましょう。
意識があり、特に痛みを感じていなくても、事故後の興奮状態で痛みを感じていないだけで
ケガや出血をしている場合もあります。
相手の情報確認
まずは相手の人相や車のナンバー、車種を覚えましょう。
最悪の場合、相手に逃げられる可能性も考え最低限、車の色やナンバーは覚えておいた方が無難です。
車を降りる際にスマホをボイスレコーダーにしておくのもいいかと思います。
車の車種や色、ナンバーをそのボイスレコーダーに入れてしまえばメモを取る必要もありませんし、手っ取り早いですから。
基本的に相手の名前、住所、連絡先、任意保険の保険会社を聞いておく必要があるのですが、
相手によっては近寄りがたいという場合もあるかと思います。
言った言わないなどのトラブルが発生してしまう可能性もあるので、
相手が逃げるようなそぶりもないようであれば、警察が来るまで待機しておいて、
警察が来てから一緒に連絡先を確認するでも問題ありません。
警察へ通報
状況を確認し、警察へ通報します。
事故の場所や状況、連絡した人の名前、ケガ人の有無、車種、車の色などを確認されます。
詳しい話は現場検証の時にしっかり聞いてくれるので
第一報は完結に事実を伝え、電話のむこうにいる警察官の質問に答えるだけで十分です。
保険会社へ連絡
ご自身の加入している任意保険のサービスへ連絡します。
保険証書がないと連絡ができない場合が多いので
加入している保険証書が車の中に入れてあるか、事前に確認をしておくとよいでしょう。
最悪、後日連絡でもなんとかなるかもしれませんが、
相手や警察から疑いのまなざしを向けられる覚悟はしておく必要があります。
事故受け付けは基本24時間対応だと思いますので
スマホの連絡先にあらかじめ登録しておくのもひとつの手ですね。
警察が到着したら現場検証と聞き取り調査
警察が現場へ到着すると、現場検証をしたり、事故の関係者への聞き取りを行ったりします。
事故が発生した状況や、前後に車は走っていたか、速度はどのくらいだったか、対向車はいたか、
どのへんを走っていたか(どのへんに停まっていたか)、事故後の状況や移動をしたかなど。
もちろん免許証の提示と自賠責保険の提示なども求められます。
このタイミングで、もし相手方との連絡先の交換等がまだであれば、警察にその旨伝えると
一緒に聞きに行ってくれるはずです。
レッカーなどの手配
車が走行不能であれば、レッカー車などの手配をしなくてはいけません。
近くに飲食店などのお店があればお店の許可を得て、駐車場に一時的に置かせてもらうこともできるかもしれませんが、
基本的にはレッカーを手配して、修理を依頼する工場まで運搬してもらう必要があります。
夜間であれば、修理工場が閉まっているのでレッカー会社が一時的に預かり、後日修理工場へ移動という流れになります。
基本的には有料になりますが、事故の内容によって相手方が全額負担する場合や、
ご自身の保険の内容でカバーされていることもあるかと思います。
保険の内容に含まれているのであれば、保険会社に第一報を入れた時点で
保険会社が手配をしてくれているはずですが、
レッカーが保険の内容に含まれていないのであればJAFなどを呼んで対応してもらう必要があります。
会員でなければ移動距離によって運賃が発生します。
会員でも距離によっては運賃が発生する場合もあります。
帰宅方法の確保
保険会社との連絡や警察の現場検証、レッカーの手配が終われば、とりあえずひと段落です。
警察からも検証が終わると帰宅の許可がおりるはずです。
車が使えなくなっていることかと思いますので、日中であればそのままレンタカーを手配することができるのですが、
夜の事故であれば、知人や家族を呼ぶか、タクシーで帰宅することになります。
保険の内容にもよりますが、この帰宅するための費用も保険対応の場合が多いので、
もし公共の交通機関を利用するのであれば領収証を発行してもらいましょう。
事故翌日以降
レンタカーの手配
夜に事故を起こしてしまうと、レンタカーの手配は翌日以降になってしまいます。
受け渡し場所や時間などしっかりと相談しましょう。
病院に通院したり、警察署にて供述調書を作成したりと、
事故翌日以降もやることは結構ありますので、時間の管理には注意が必要です。
通院
基本的には整形外科に行くことになります。
整骨院などでは通院とみなされません。
病院についたら受付で交通事故にあったむねを伝えましょう。
ちなみに通常の健康保険とはことなるので、健康保険証は利用できません。
その代わりに身分証明書や、事故の当事者双方の保険会社の情報などを提供する必要があります。
また、警察に人身事故と認めてもらうにはお医者さんの診断書が必要ですので
診察を受ける際にはその旨を伝えておきましょう。
警察署にて供述調書の作成
警察署にて供述調書を作成します。
これは事情聴取をしながら、担当の警察が書き記してくれます。
事故の状況や当事者の状況、事故の原因は何か?や相手に厳罰をもとめるかなど、確認しながらひとつひとつ記入していきます。
私の場合、約15分程度で終わりました。
車の保険以外でも傷害保険などの加入があれば連絡しておく
傷害保険に加入しているのであれば、交通事故の際でもケガをしているのであれば保険金が支払われるものや
通院したら、入院したら支払われるものなど様々あります。
もしご自身が加入しているのであれば、連絡しておくと保険金がもらえる可能性があります。
まずは一度連絡をしてみてください。
各保険会社から書類が届く
車の任意保険の会社、双方から書類が届きます。(事故の内容によっては片方だけのこともあるかもしれませんが)
個人情報の利用の同意書、保険金の請求書など
必要事項を記入して早めに送付しましょう。
車の行く末を決める
修理工場からの見積もりをもらったら、修理するか、別の車を購入するかを決めなくてはいけません。
こちらも加入している保険の内容や、相手方の保険会社からの車両価格の見積もりなどによって状況がかわります。
できるだけ損のないような選択をしたいところです。
修理工場の見積もり価格よりも保険会社の車両見積もり価格が低い場合、
自腹を切って修理するか、自分の保険を利用するかを決めなくてはいけませんし、
廃車にするのであれば、その車は全損扱いとなり、保険会社が引き取る代わりに、車両保険金額を受け取ることもできるようです。
今現在私も決めかねておりますが、購入することになりそうかなと思っています。
交通事故は自分に非がなくても、やることがたくさん!
今回事故にあってみて
あらためて命の大切さに気付くこともできましたし、
警察の方の苦労も見えました。
また自分に非がない事故で「巻き込まれた」だけであっても
かなりの労力、時間を消耗することも実感しました。
車を運転するのであれば、自分が事故を起こさないよう注意するしかない。
「ハンドルを握る以上、誰かの命を奪うかもしれない」
その心を忘れずに、私も加害者にならないよう注意していきたいと思いました。
また一歩間違えたら命を落としていたかもしれない今回の事故で
自分の終活についてもあらためて考える機会を得ました。
突然この世を去ってしまうようなことは考えたくもありませんが
そうなった場合に備えて
残せるものは残しておく
伝えたいことがあれば伝えておく
そんなことがとても貴重なのではないかと。
今できることは今やるべきなんですよね。
自分のためにも、残された家族や知人のためにも。
この記事が誰かのお役にたてれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。