風呂ふたは絶対に使うべきです!
最初に思い浮かべる風呂ふたのメリットは「保温効果」かと思います。
ですが
材質や形状によってその保温効果も異なりますし
風呂ふたを利用することで他のメリットもあるんですよ!
それはなんといっても「カビ予防」
今回はそんな風呂ふたについて調べました。
この記事を読むことで、風呂ふたにはどんな種類があるか、どれほどの効果が期待できるかなどがわかります。
また、材質や形状によるメリットとデメリットもまとめましたので、合わせて確認していただくことで、今後の風呂ふた選びの基準にもなるのではと思います。
さっそく見ていきましょう。
風呂ふた形状の違い
風呂ふたには主に3種類の形状があり、それぞれメリットやデメリットがあります。
厚みのある板を組み合わせて使うふた
厚みの正体は断熱材。
しっかりお風呂の湯を保温してくれます。
保温効果は3種類のなかで一番!
- 保温効果が高い
- 頑丈
- インテリアとしてデザイン性の良いものもある
- 凹凸がないので洗いやすく、カビが発生しにくい
- 価格が高め
- 置き場に困る(どこかに立てかける)
シャッター形状のふた
お馴染みの巻き具合で開閉を調整できる風呂ふたです。
- 価格が安い
- 軽くて扱いやすい
- 必要な範囲のみ開閉できる
- ある程度コンパクトにまとめられる
- 巻いたふたが戻ってしまうことも
- 比較的壊れやすい
- つなぎ目のゴムにカビが生えやすい
- つなぎ目から裂けることも
- 組み合わせふたよりも保温効果は劣る
折り畳みができる形状のふた
上記2つのふたの中間の機能をもったふたです。
- コンパクトにたためて場所をとらない
- 勝手に開かない
- 見た目がよい
- 断熱材がしっかり入ったものもある
- つなぎ目のゴムがカビやすい
- つなぎ目が洗いにくい
- つなぎ目から裂けることもある
- 保温効果は組み合わせふたより劣り、シャッター形状のものより優れている
風呂ふたの大きさの選び方
まずは浴槽の大きさを計りましょう
浴槽の内寸を計るのではなく
お風呂のフチの端から端までを縦横計ってください
計り終えたら浴槽から「はみ出さない」程度の大きさのもので
フチにしっかり乗せられる大きさのものを選びましょう。
形状も決まり、大きさも決まったら次は材質を考えます。
風呂ふたに使われている材質や加工について
材質の特徴
ポリプロピレン(PP)
風呂ふたでは本体やキャップの材質に使われることが多い。
- プラスチックとしては最も軽い
- 安価
- 耐薬品性に優れている(お風呂で使う可能性のある酸性、アルカリ性の洗剤どちらにも強い)
- 傷がつきにくい
- 耐摩耗性、耐熱性あり
紫外線に弱い
ポリエチレン(PE)
風呂ふたではフチの材質に使われることが多い。
- 耐薬品性が高い
- 安価
耐熱性は低い
ポリスチレン(PS-スチロール樹脂-)
風呂ふたでは本体の材質に使われることが多い。
- 軽くて堅い
- 紫外線に強い
発泡ポリスチレン(発泡スチロール)は断熱材としても利用されています。
オレフィン系エラストマー(TPO)
風呂ふたではふたのフチに使われることが多い材質
- 弾性があり、耐熱性もある
- 紫外線に強い
- さまざまな色に加工できる
- 軽い
アルミ
風呂ふたでは本体の材質に使われることが多い。
軽くて丈夫
塩素に弱い(カビキラーなどの塩素系の薬品とは相性が悪い)
ポリオレフィン
風呂ふたの材質表示でポリオレフィンと表示されているものもありますが、
ポリオレフィンは特定の材質ではなく上記のPPやPEの総称です。
加工の種類
抗菌、防カビ加工がなされているものや、つなぎ目のゴムに銀イオンを配合し、抗菌作用を謳っているものなどがありますので、選ぶ際には商品説明を確認すると良いでしょう。
風呂ふたを使うことで得られるカビ予防のメリット
何といっても浴室内のカビの抑制ができることは
風呂ふたの最大のメリットと言えるでしょう。
このメリットを最大限に活かすためにも
ゴムのついたシャッター形状のふたや折り畳み式のふたよりも
組み合わせふたがおススメです。
「湯船から湯気を逃がさない」
ということがこれほどまでにカビ対策として効果があることを
ぜひ皆さんにも使って実感していただきたい!
浴室の掃除も必ずラクになりますよ!
とはいえ
じゃあどんな風呂ふたが売れているのか?
気になるところですよね?
人気の風呂ふたはこの形状
アマゾンの風呂ふたの売れ筋ランキングを紹介します。
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アマゾンのカスタマーレビューもぜひ参考にしてください!
1位 折り畳みふた
つなぎ目のカビのレビューが多いですが、保温効果もしっかりしていて、3年以上使っているというレビューもありました。
2位 組み合わせふた
掃除がしやすい、カビが生えにくい、意外に軽い、凹凸がなくて水がたまらないなど肯定的なレビューがほとんどです。
こちらの商品のように角が丸いタイプは、浴室に傷をつけにくい反面、サイズを間違えると角同士の合わせ目のすき間から湯気が逃げてしまうようなので気を付けてください!
3位 シャッターふた
やはり安価、お手頃ではあるもの接続部からの破損のレビューが多くみられます。
2日目で壊れたというレビューも…
メーカーや商品によっても異なるとは思いますが…
風呂ふたの効果を検証
我が家で使っている風呂ふたは
「組み合わせふた」です。
換気扇を24時間稼働しながら、入浴直後とその9時間後の水温を計測してみました。
ちなみに脱衣所の気温は入浴前も入浴後も9時間後も変わらず10℃でした。
風呂ふたの有無 | 入浴直後(浴室気温) | 9時間後 |
あり | 43℃(15℃) | 38℃ |
無し | 43℃(15℃) | 24℃ |
風呂ふたの有無でかなりの温度差が…
もはやふたをしていれば追い炊きをする必要すらないかもしれないほど
保温効果が高いことがwかりますね!
風呂ふたを使おう!まとめ
風呂ふたを使うことで
暖かいお風呂を追炊きせずに長時間維持できるのでとても経済的!
湯気を逃がさない形状なら浴室のカビ予防にも効果的!
カビ予防ができるから浴室の掃除もラクラク!
今まで使っていなかったのであれば、この機会にぜひ購入し、その効果を体感してください!