聞きなれないこの「前立腺炎」
男性特有の病気です。
この病気にかかる原因、
そしてかかってしまった際の病院での処置の内容など
前立腺炎と診断され、数か月で改善した私の経験を踏まえて
病院での診察内容、処方や医師からの説明などをご紹介します。
この記事を読むことでわかること
- 前立腺炎とは
- 疑われる症状
- 前立腺炎の原因
- 病院での診察の内容
- 診察の料金
- 治療方法
- 制限される行動
- 完治するまでにかかる時間
などがわかります。
前立腺炎とは?
前立腺とは男性にしかない器官です。
膀胱の真下に位置していて尿道を包むような形をしています。
前立腺炎とは、この器官が何らかの理由で炎症を起こしてしまう病気です。
前立腺炎が疑われる症状
- 排尿後の残尿感
- 頻尿
- 痛みや不快感を生じる
- 排尿中の痛み
- 精液に血が混じる
私は診察を決意する数週間前から
排尿時に痛みを伴うことがあり、様子を見ていたのですが、
なかなか症状が改善されない為、泌尿器科の病院で診察を受けました。
前立腺炎の原因
- 細菌感染(主に大腸菌)による炎症
- 冷え症、ストレス、疲れによる不調
- 長時間の座位、長時間同じ姿勢
- 飲酒、刺激物の摂取
- 便秘
- 性交
細菌感染は、尿道や血流から侵入した細菌が、前立腺に感染して起こるようです。
細菌感染ではない他の原因については直接的な原因となる証拠が見当たらないものの、同じような症状が発生するとのこと。
便秘は症状を悪化させる原因にもなるとか。
お医者さんの中には「細菌感染以外で前立腺が炎症を起こすことはない」と言う方もいらっしゃるようなので、
原因が見当たらないという場合でも、通常とは異なる稀な細菌が前立腺に入り込んでしまっているのかもしれません。
前立腺炎の中には急激に発症し、発熱や悪寒、前立腺の圧痛、排尿障害、倦怠感などの全身症状を起こす「急性前立腺炎」とよばれるものもあるそうで、
思春期以降のどの年齢でも発症する可能性があり、稀ではありますが小児にも起こることもあるようです。
急性前立腺炎は短い期間で悪化することもあり、他の重い病気の引き金にもなる危険性もあるようですので、前述した症状があらわれたら、早めに診察を受けましょう。
私の場合、あぐらをかいて夜遅くまでパソコンで作業をしていたことが原因であったと思われました。
前立腺炎の診察
前立腺炎の症状が見られたら
泌尿器科 の病院で診察を受けましょう。
診察の内容
尿検査、前立腺の触診
が行われます。
私も同じ診察を受けました。
尿検査の結果、白血球数が以上に増えていることを説明され
何らかの細菌感染が疑われるとのことでした。
前立腺の触診は、お医者様が腸に直接…します。
ベッドに横になり、もちろん下着も脱いだ状態で仰向けになり、
肛門からお医者さんが指をいれて触診…
(とてつもなく恥ずかしい思いをしますが、ここは堪えましょう…)
この時、患者が圧痛を感じると急性前立腺炎が疑われるようですが、
私は特別痛みを感じることもなく、すでに症状が出始めてから1カ月程度の期間があったこともあり、急性前立腺炎ではないだろうとのことでした。
この前立腺炎は受診への抵抗感から様子を見ることが多く、重症化の一因とされていることから、勝手な自己判断はせず、診察を受けることが大切です。
診察の料金
初めて泌尿器科を受診しましたが、
社保、初診料と検査、診察の内容で、1,370円でした。
前立腺炎の治療
細菌の種類を調べ、その細菌に対して有効な抗生物質を投与するのが一般的のようです。
私も細菌を減らすために抗生物質の処方をいただき、
また、あわせて尿量を増やすため水分を多めに取るようにとの指示も。
1日で最低500mlのペットボトル2本以上は最低飲んでほしいといわれました。
お薬は レボフロキサシン錠500mg というもので
朝食後に1錠×7日間分いただき、一週間後にまた診察に伺い、経過を観察していくようです。
症状が良くなってきたら
次第に薬を服用する期間を2週間、1カ月、と増やし、それに合わせて診察をしてもらいます。
正直、何日か飲み忘れた日もありましたが、さほど問題はなかったようでした!
制限される行動
制限される行動といっても
結局、自分の行いを決めるのは他でもない自分です。
医師から制限されることはただ一つ
「性交」です。
私は家庭の事情でこの点は全く問題ありませんでしたが、
世の男性にとっては大変かもしれませんね。
この前立腺炎を患った状態で性交をすると
症状が悪化する可能性や
性交の相手にも何らかの病気を発生させてしまう原因にもなるらしいので
完治するまでは、おとなしくしておきましょう。
無理に性交をすると精液に血が混じったり、痛みを伴うこともあるそうなので…
前立腺炎【個人的な対策】
以前に私が執筆した便秘の記事でも書きましたが、
便秘の症状があらわれ始めた時は
毎日、夜の3時頃までブログを執筆していたり、
様々な情報収集をしていたりと、カラダに無理をかけていたように思います。
便秘の記事を書いてからは、0時頃には就寝するように心がけていて、
今回のこの診断により、
長時間のあぐら
もカラダに悪いとあらためて感じたので、
PC作業用のテーブルと、若干座り心地の良い椅子を準備しました。
思い返せば夜の10時頃から5時間ほど毎日あぐらをしながらPCに向かっていたので、いろいろなところが痛かったです(笑)
そして水分補給もこまめに行いました。
完治するまでにかかった期間
これは個人差があるそうなのですが
処方された薬をしっかり服用することや
毎日しっかりと水分をとること、同じ姿勢を長時間続けないこと、
寝不足に注意すること、性交をしないことなど
これらを守ることが出来れば、早い人で1~2か月で治る人もいるけど、
遅い人はなかなか治らないとのことでした。
ちなみに私は約6カ月で完治しました!
現在は完治していますが、初めて前立腺炎と診断を受けてから約1週間後、
身体に違和感を感じ、夜間診療を受けたこともあったので、その時の体験も記事にしております。
参考までにどうぞ
前立腺炎まとめ
- 前立腺炎の中には原因不明のものもある
- 前立腺炎は主に細菌の感染による炎症が多い
- 原因や症状の具合によって処置が変わる
- 他の重い病気を誘発する危険性がある
- 診察は尿検査と前立腺の触診
- 捨てるべきは羞恥心(早めに受診)
- 同じ体制で長時間作業しない
- 水分はしっかりとる
繰り返しますが、排尿に関する違和感を感じたら、早めに受診しましょう!
という私も1ヶ月放置していたわけですが、大事にいたらなくてよかったと安堵していますので…
最後までお読みいただきありがとうございました!