生活の知恵

生たまご(鶏卵)の異常、総まとめ

2020年4月26日

卵はご存じの通り殻に覆われているものが販売されています。

生卵を割った状態のままで販売されているのは見たことないですよね?

今回はこのたまごを割ってからしかわからないたまごの異常の数々について紹介していきます。

異常卵?の事例

驚いている画像

たまごを割ってこんなものがでてきたら驚きますか?

知識として知っているだけで驚かずにすむものもあると思いますよ!

さっそくみていきましょう。

卵白、卵黄の形状及び付着しているもの

割った後のたまご画像

小さなカタマリ

たまごを割ったときに卵白、黄身上に見られます。

色は赤っぽいもので鶏の卵胞組織、卵黄膜の一部が凝縮、及び卵殻色素が混じり生じます。

1個から複数混入することもあり、他に異常がなければ喫食しても問題ありませんが、取り除き加熱調理をしたほうがよいでしょう。

悪臭がする場合は別の要因で腐敗している可能性あります。

肉斑、ミートスポットと呼ばれています。

市販されているたまごの中に混入している割合は数%~30%前後とのことで、赤色のたまごに多くみられます。

白いひものようなもの

たまごに入っている白いひものようなものはカラザと呼ばれます。

たまごを産み落とすまで、たまごの中心付近から卵黄が動かないようにするためのたまごの中の組織です。

主に卵黄にくっついているのはそのためです。

見た目に異常がなければ喫食しても大丈夫です。

なんらかの事由により、このカラザが異常に発達し異物として認識されることがあるようです。この場合カラザは通常のひも状ではなく、ゴムのような弾力のあるカタマリになることもあるようです。

卵黄表面に白い点

前述したカラザと卵黄をつないでいた場所です。

カラザと同様、他に異常がなければ喫食しても大丈夫です。

ちなみに卵黄から

鋭端部(たまごの尖っている方)に向けて2本

鈍端部(鋭端の逆)にむけて1本

伸びていて、卵黄の位置を保っています。

卵黄表面に黄色いあざ?

卵黄の表面の色にムラが生じている状態は頻繁にみられます。

保管している間の振動や温度によって発生するようです。

卵白の色が白い

たまごの殻を形成する過程で、鶏のカラダの中では炭酸ガスがつくられて、卵白内部に溶け込みます。

この溶け込んだ炭酸ガスが卵白を白くしている原因です。

あれ?白く濁って見えるものもあるけど、透明なものが多いでしょ?

と思った方、それは正しい認識です!

この溶け込んだ炭酸ガスは時間の経過に伴って殻の外へ出ていきます。

なので産卵してからたまごを割るまでの時間によって、この現象がみられるものとそうでないものがあるわけです。もちろん個体差はありますが。

こちらの現象も生理的に生じているものなので、喫食しても大丈夫です。

複数卵黄のたまご

たまごの中には卵黄が1個入っている…

これはあたりまえではありますが、絶対ではありません。

たまごの中には卵黄が2個入っていたり3個(稀ですが)入っていたりする場合もあります。それぞれ二黄卵、三黄卵とよばれます。

人間でいうところの双子、三つ子と同様です。

市販されているたまごは農林水産省で重さが規格化されているので、卵黄が複数入っているとこの規格を超える重さになるので、基本的にはあまりみかけません。

黄身が小さめのたまごであれば、卵黄が2個入っていても規格化された重さの範囲内になることもあり、みかけることもあるでしょう。

血卵

こちらはその名の通り、たまごの中に鶏の血液が混ざっているものです。

見た目も悪く、食用にしてはいけないものとされています。

鶏のカラダの中でたまごを形成している最中になんらかの理由により、鶏の血液が混ざってしまうことが原因です。

発生頻度は0.1%~0.5%前後といわれています。

少ないようにも思いますが…

毎日1個食べている方だと、約3年に1度はみかける頻度となりますので、それほど珍しいわけでもなさそうです。

二重卵

こちらは前述した二黄卵(たまごの中に2個の卵黄)とは明確にことなります。

たまごの中に別の殻に入ったたまごが入っている状態のものをいいます。

完全な状態のたまごが入っていることもあれば、たまごを形成している途中の残骸が入り込むこともあるようです。

血卵と同様食用にしてはいけないものとされています。

黄身が入っていない

無黄卵とよばれます。たまごを形成する過程でもっとも最初の過程が卵胞からの卵黄の放出です。

ですが、この卵黄ではないべつの何かによってもたまごは形成され始めます。

卵黄のない無黄卵は卵黄こそありませんが、鶏のカラダが卵黄と勘違いした何かは入っているはずです。

卵黄が入っていないのでたまごは小さく、規格外の軽さになるため、一般的にはでまわることはなさそうです。

たまごの異常卵まとめ

鶏卵はその名の通りニワトリのたまごです。

いきものが産むものなので、その状態も様々。

選別する機械の進歩によって異常なたまごが食卓まで届くことは減ってきていますが、いまのところ機械は万能ではありません。

たまごを食べようとしたときに、なんらかの異常があると不安になると思いますが、

今回ご紹介した内容で、少しでもあなたの不安を解消することができたのであれば幸いです。

それでは

最後までお読みいただきありがとうございました!

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